家電量販店に未来はあるのか?安売り、郊外店から、サービス、都心型へ


私は8年前、「家電アドバイザー」として独立しました。
家電量販店の拡大や安売りなどで、私のアドバイザーというビジネスは太刀打ちできませんでした。お店に行けば、店員が無料で説明してくれますからね。

パソコンメーカーで、家電量販店向けに営業していたことも、店頭で家電を販売していたこともあります。ですので、この業界には詳しいです。

当時は、業界1位の「ヤマダ電機」の一人勝ちで、サービス、接客、品揃えよりも、商品の安さと全国規模、大型店舗、郊外店舗などを重視し、勢いがすごく他社は勝ち目がありませんでした。

そんな中、多少高くても接客とサービスを中心にしてきた「エディオン」、使わないと失効するポイントをやめ、丁寧な接客を目指した「ケーズデンキ」、当時流行っていた郊外店ではなく、街中である都心型こだわった「ビックカメラ」「ヨドバシカメラ」などがありました。

それが今では、「ヤマダ電機」を中心とした安売りは、ネット通販に完全に負けました。家電量販店が、展示ルームみたいな役割になってしまいました。

人口減少などで郊外店に行かなくなり、街中にあり品揃えが豊富な「ビックカメラ」「ヨドバシカメラ」が選ばれる様になってきました。

多少高くてもサービスや接客の良い「エディオン」が選ばれる様になってきたのです。

ここ10年で大きく様変わりしてしまったのです。

AI(人工知能)などの台頭でで淘汰される仕事、業界を研究していますが、一説によると、家電量販店自体が全滅するのではないかという話もあります。

どちらにしても、小売店は、ネット販売に需要が変わっていくため、なくなっていきます、お店が残ったとしても、接客は必要なくなり、ロボットに変わるかもしれません。個人的には、頑張って欲しいと思います。

家電量販店は力を持ちすぎました。
自社で店員を雇わず、家電メーカーに費用負担させた派遣社員を働かせたり、本来は、派遣された会社の製品しか売ってはいけない、値引き交渉にも応じていけないのにもかかわらず、平気で他社製品を売らせたり、値引き交渉をさせていました。

自社のやるべきことをサボってきたツケは大きいですね。

家電量販店に未来はあるのか?ネット通販とリフォーム事業に乗り出す


ここに来て、日本メーカーの家電が、海外勢に押されてきたことも大きいです。
パソコンは、アップルのMAC、掃除機は、ダイソン、有機ELテレビは、韓国のLGエレクトロニクスに大きくシェアを取られています。スマホは、アップルのiPhone、韓国のサムスンのGalaxyです。

黒物家電と呼ばれるテレビ、レコーダー、デジタルカメラなどは、値段の変動が大きく利益が稼げないことと、スマートフォンの影響での家電不振です。そのため、白物家電と呼ばれる冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの方にシフトしてきました。こちらの方が、家電メーカーも、家電量販店も安定して稼げるようです。

今では、白物家電、美容家電の分野には、家電ベンチャー企業も出てきました。バルミューダのトースター、扇風機なども人気があります。美容家電も流行っています。

家電で稼げなくなることを見越して、数年前からリフォーム事業の乗り出しました。
「エディオン」などは、リフォーム事業がだんだんと柱になりつつあります。「ヤマダ電機」も、住宅メーカーであるエスバイエルなどを買収し、住宅に事業に乗り出し、業界転換をしようとしています。

ですが、「ヤマダ電機」は、どちらかというと安売りで、接客を重視してこなかった家電量販店です。家電の何十倍、何百倍もする住宅販売には、あまり良い印象を与えているとは思えません。

「ヨドバシカメラ」は、ネット通販に力をいれていることから、ネット通販事業も順調です。

家電量販店も様変わりですね。
今後の動向を注視したいと思います。